「想定外の出来事が苦手」への対処法とは?
こんにちは。
ASD(自閉スペクトラム症)のある私には「変化に弱い」「想定外の出来事が苦手」という特性があります。私の場合だと、経験値で何とかなっていくという話ではないです。
出来事への遭遇と同時に動作や思考までフリーズしたり、感情のコントロールが不安定になったりします。
いわゆる発達障害のパニック(情報の混乱)です。
(ASDでも全く変化に動じないタイプの方もいます。)
ちなみに私はこのパニックが強いと疲れて眠くなってしまいます。働いてた頃は上司に報告してから帰ってしまったこともあります。
私の場合、変化に弱いことに対しては「スモールステップで徐々に慣らしていく」「変更時に理由や目的を説明してもらう」等の対処法で、ものすごく強い抵抗感は和らぎます。
でも、想定外の出来事が苦手な特性に対してはどうしたらいいのか…どういった対応を周囲の方へ頼んだらよいのかが分からず、ずっと悩んできました。
(ネットには「前もって伝えておく」…とあるのを読みましたが、私にとっては「その前もって聞かされた時にパニックになっちゃう!」と、しっくりきませんでした)
そこで、相談支援員さんへ相談しました。
①変化&想定外の出来事に弱いことやどのレベルのパニックになるのか(パニックになるとどんな状態になるか)、過去にそこまで強いパニックにはならなかった際の状況、②仕事でよく困っていた状況・その時どんな方法で切り抜けたか等、色々なことを説明しました。
そしたら、「あなたの場合だと『情報の伝え方に配慮が必要』」だと教えていただきました。
【対処】
・新しいことについて伝える時は時間をかけてゆっくり教えてもらえるとパニック度合いが軽減するかもしれない
・少しでも事前情報があったら教えてもらう
→少しずつ情報を蓄積していく
・目的や理由をゆっくり説明してもらう
・急な時は私の状態を確認しながら説明してもらう
②仕事をしていた時はちゃんと報告をしているつもりだったが想定外の質問をされることが多く、固まることが多かったです。
《例》
私「○○の業務が終わりました。◎◎を終え次第、●●の仕事をしに行ってもよろしいですか?」
A「◎◎はどれくらい時間かかりますか?」
私「えっ…時間?(頑張って考えようとするが脳内真っ白)……」
A「(しびれを切らして)また後で聞いてもいいですか?」
私「はい…すみません…」
【相談支援員さんより】
→「それは配慮をしてもらえば、大丈夫だと思うよ」
私「ここにもやはり配慮が必要なんですね…(-ω-;)」
→「障害者雇用だと報告の仕方が『業務Aはこう、Bはこう、Cはここまで終わっています。』っていう形になる。一般雇用はCに関わるそれ以外の情報まで追加で求められるのが普通。それが障害者枠だと元々教えられてた情報以外の報告方法を求める会社側の配慮の問題になってくる」そうです。
②は追々考えるとして、①についてはまさか軽減策がこんなにあっさり出ると思わなかったので驚きました。とりあえず①の対処法をスタッフさんや家族にお願いしてみて、様子を見てみようと思います。
今回も長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!